車で福岡から久留米に帰る途中のことです。
鳥栖市内を走っていて、左手前にブックオフの看板が見えました。
いつもは通りすぎるところですが、
なぜかその日は「ちょっと立ち寄ろう」という思いが湧いて、
ブレーキを踏んで減速、
ハンドルを左に切ってブックオフの駐車場に入りました。
「まだ仕事中なんで、誰かに見られたらまずいな」という思いも
ちょっと持ちつつ(笑)
家に帰れば2〜3日前に買った本があるので
それを先に読まなきゃと思っていましたし、
特に何か目当てがあったわけでもないし、
5分ほどブラブラして、
それで結局何もなかったなと店を出ようとする直前、
本棚の一つのタイトルが目に飛び込んできました。
まるで引き寄せれられるように手に取り、
気づいたらレジに向かっていました。
「10分間瞑想CDブック」
なぜ急に気になったのか、
自分でもよくわかりません。
スティーブ・ジョブズが禅をやっていたという話が
記憶にあったから?
Googleの社員は瞑想をしているという記事を
どこかで読んだから?
10分間+瞑想 という組み合わせで
瞑想がとてもお手軽に感じたから?
自分は門でいえば「月創門」だから
本当は瞑想なんかしたら良いんだろうな〜と
そんなことも考えていたから?
とにかく、たまたま立ち寄ったブックオフで
偶然見つけて手にしたこの本。
どうやらこの本との出会いが、
これからの自分を変えそうな予感がしてなりません。
著者のウィリアム・レーネンさんってけっこうなお年で、
すでにたくさんの本を出されていたのに
この人のことを全然知りませんでした。
元々は米国の牧師で、現在はハワイ在住の人なのに
ほとんどの本が日本人向けというのも
怪しさいっぱいで興味深い(笑)
彼のすすめる「瞑想」というのは
非常にユルくて「えっ、そんなんでいいの?」というくらいかんたんです。
「自然体」というか。
特に、こてこてのスピリチュアルな話ばかりでもありません。
瞑想というものに対して持っていた
「難しそう」「面倒」「怪しげ」というイメージが
一瞬で消えました。
それで、自分のなかのバラバラだったピースが
つながってくる予感がするのです。
まず、瞑想CDを聞いて気に入ったところ。
CDには、いわゆる瞑想音楽、BGMが入っていません。
ただ、ガイダンスの声だけです。
目をつぶった時に聞こえてくるすべての音、
鳥の声、風が木々を揺らす音、遠くに聞こえる車の音、
耳に入ってくるそれらすべてが、BGMだというのです。
それらがすでにシンフォニーを奏でていると。
だからあえてBGMは入れていないというのです。
CDを流していても、しばらく無音の状態が続きます(笑)
それにしても、いままでそんなふうに
自然の音を聞いたことはありませんでした。
むしろいつも何かの音楽を欲していたように思います。
それで今、かたっぱしから
ウィリアム・レーネンさんの本を取り寄せています。
Amazon、ヤフオク、メルカリ総動員で
中古の良品、それもできるだけ
瞑想ガイドのCDやDVDが付いているものを選んで。
(あ、私は大抵のものは中古で済ませるスタイルです。)
もしかすると
一過性の興味かもしれませんが、
興味の対象が、
占いから伝統風水へと移り、
そしてその次は瞑想かな〜?
これから少しづつ、実践報告もしていきますね。
色々と大変な時だからこそ、
一喜一憂しない「不動心」みたいな心を
養いたいとも思います。