もう10年近く前の話ですが、
2007年の春、興味深いニュースを見ました。
韓国のとある山奥の村を
多くの風水師が訪ねているというのです。
それは、2007年から
国連事務総長を務めている
潘基文氏の故郷でした。
その後約10年たって、
潘氏の評価は決して良いわけではありませんが。
国連事務総長といえば世界的なトップリーダーです。
そのような人物を生み出した村は
どんな地勢なのか?
生家はどんなところにあるのか?
風水師が興味を持って訪れていたのでした。
私はこのエピソードを聞いてハッとしました。
そうか!風水ってそんなものなんだ!
傑出した人物が生まれれば
その生家の地勢を調べる。
それが長い歴史を通して積み重ねられ、
膨大なデータによって検証されてきたものなんだ・・・と。
そしてもうひとつ気づいたこと。
「風水」という言葉には、
間取りとかインテリアとか、はたまた開運の財布のように
ちょっとおまじないみたいなイメージを持つ人が多いと思うのですが、
もっと大きな視点で見る必要があるのだと。
プロの風水師に言わせれば、
じつは、70%は土地で決まっていると言います。
家の中がどうこうと言うより、
建物がどんな場所にあるか?
このほうが影響が大きいのです。
山との関係、道路や川との関係、
周りの建物との関係など。
あるいは
風通しはよいか、
水はけはよいか、
日当たりはよいか。
インテリア等で
家の中の風水処置をするというのは
建物自体を変えれないなかで、どうするか?
という開運方法なのですね。
風水は、意識を広くもって、
家の中以上に、
家の外に目を向けることで本質が見えてくるのです。