いま「IKIGAI」という言葉が
世界中で広まっているそうです。

I K I G A I

日本語の「生きがい」のことです。

外国語に「生きがい」を適切に表現する訳語がないから
日本語の発音のまま「IKIGAI」と言っているというのですね。

十年ほど前に
「MOTTAINAI(もったいない)」
という言葉を世界に広めた女性がいましたが、
あんな感じでしょうか?

沖縄の長寿村を研究していた学者は、
老人たちが幸せで健康に生きている秘訣を
「IKIGAI」に見つけたというのです。

華やかな成功、地位や名誉、財産を得る、
決してそんなことがなくても
生きる喜びを見つけて幸せに暮らす。

日本的な考え方、生き方が世界から注目されている、
というのはとてもうれしいことです。

何が日本人のそういう考え方、気質、
幸福感、価値観を生み出したんだろうと考えると、
とても深いものがあると思います。

「IKIGAI」という研究では
「あなたが好きなこと」
「世界が必要としていること」
「報酬を受けられること」
「あなたが得意なこと」
その4つが重なり合った中心に
「生きがい」がある
というふうに図で解説しています。

(IKIGAI と検索してみると図が出てきます。)

このコンセプトがとても新鮮で
世界の人々に受け入れられているようです。

日本人でもそんなに深くは考えてはいないよな~と
思うのですが(笑)

昨日も、たまたま聞いた
あるIT社長のインタビューで
「生きがい」に関連するような話が出てきて
興味深く感じました。

彼の会社はもともと
米国のインターネットビジネスのノウハウを
日本に紹介することから始まり、
最近では歴史もの、政治ものの教材を
販売している会社です。

その会社はいろんなインターネット媒体に
積極的に広告を出しているので
みなさんも一度は目にしたことがあると思います。

私も10数年前、
彼が一人でビジネスを始めたときから
彼のメールマガジンを読んだり、
たまに教材を買ったりしてきたので、
経緯をよく知っています。

インタビューでは、
赤裸々に、自らのたどってきた心境を語っていました。

まずは自分が食べていかないといけない
生活していかないといけない
というところからスタートした。

やがてビジネスが成功して
人を雇い、自動的に売上が上がり
豊かさと自由を満喫できる状態になったけれども、
たどり着いたのは天国のようで、
実際は地獄の気分だった。

生きている意味を見失う。

彼がそこでたどり着いたのが
日本の歴史でした。

先人たちの歩みを知り、
その人達のおかげで、現代の日本があることに
気づいた。

自分ががんばったから成功したというのではなくて
有名無名、たくさんの先人たちがいて、
歴史があって、その土台の上で、
自分が今こうやってビジネスをしているだけなんだんだ
ということに気づいた。

それが彼の大きな転機になったというのです。