先週の月曜日、
ジム・ロジャーズ氏が福岡に来られました。

ジョージ・ソロス、
ウォーレン・バフェットと並んで
世界三大投資家の一人と呼ばれる人です。

講演会の主催者に近いところで
お手伝いさせてもらっていた関係で
講演会に参加するだけでなく
身近に接してもらう機会もあり
貴重な体験をしました。

本人の考え方や主張は
本を読めばわかるし、
大抵のことは文字や映像になっています。

でも、直接会って
生で感じるというのは
また全然違いますからね。

私としては
投資の話やお金の話ではなくて
「未来予測」という観点で興味がありました。

オックスフォード大学で歴史を学び、
また100カ国以上をオートバイや車で旅し
自分自身の目で見て肌で感じ、
経済的に大成功した人です。

これからの日本を、世界を
どのように見ておられるのか、
そしてどんな人物なのか、
私も自分の目で確かめたいと思いました。

第一印象は、意外と小柄で、
人の良さそうなおじいちゃんでした(失礼)。
もう76歳ですもんね。

一番印象に残ったのは
「30年後の人たち、私たちの子や孫は、
後の時代から今の私達を見て、
何を思うだろうか?何て言うだろうか?」
という話です。

ジム・ロジャーズ氏は言われました。
「30年後の人たちは、
(国の危機が)わかっていたのに、
どうして何もしてくれなかったの!?
そう言うだろう」

衝撃を受けました。
なんだか涙が出ました。

この一言が重く、胸が痛みました。

いや、自分だって「このままではいけない」
と思うことには
精一杯良くしようとしている。
でも、政治家でもないし
国をどうするという力もない。
何か組織の「長」の立場にいるわけでもなく
できることには限りがある。

そんな思いがしましたが、
じゃあ、
自分の影響力のある範囲でも、
どれほど本気で取り組んでいるのか?

30年後の子供や孫に、
どんな未来を残すのか?
胸を張れるような生き方をしているのか?
流されるままではいけないのではないか?

それを問われているように
感じました。

誰が問うでもなく、
時代が問い、歴史が問うのでしょう。

あとジム・ロジャーズさんの話で
ホッとした一言。

「結婚してよかった。
二人の娘がかわいくてたまらない!」

若いときは、
友人が子育てをしているのを見て
時間とエネルギーのむだ遣いだ、
気の毒だと思っていたそうです。

子供が嫌いで、邪魔に思っていたと。

でも60歳で初めて子供を授かってから、
人生にこんな幸せがあったのかと
価値観の大転換をされたんですね。

その話は本でも読んで知っていましたが
目の前で聞くと
同じ子煩悩な一人のパパだ
と、すごく近くに感じました。

世界で指折りの大富豪でも、
最後はそうなんだな と思いました。

実は最後に握手もさせてもらい、
柔らかくとても温かい手で
握ってくれました。

彼の発言や人物に対して、評価は様々です。
私も全面的に同意
というわけではありませんが
貴重な体験に感謝して
学ぶべきをしっかり学びたいと思います。