先日10月22日
天皇陛下の即位の礼が厳かに行われ、
日本の新しい時代が
全世界に宣布されました。

天皇陛下は
「国民の幸せと世界の平和を常に願い、
国民に寄り添いながら、
憲法にのっとり、
日本国および日本国民統合の象徴としての
つとめを果たすことを誓います」
と述べられました。

私が特に印象に残ったのは
「寄り添いながら」という言葉です。

日本の天皇制のすごいところ、
和の歴史と文化、
そしてこれからのキーワードが
「寄り添う」という一言に
象徴されているように感じました。

70年前、戦後の混乱期、
天皇制を廃止し共産革命を起こそう
とした動きがありました。

その革命運動がなぜ挫折したか、
その決定的な要因が
昭和天皇の「巡幸」だったと言われます。

終戦後「人間宣言」された昭和天皇は
8年間かけて日本をくまなく回られました。
敗戦のショックに打ちひしがれ、
戦争で夫を亡くし、家族を亡くし、
日々の糧にも苦しむ国民に
直接会って、力づけようとされたのです。

またそれを、
行かれる所々で
国民は大歓迎しました。

象徴的な立場ではありますが、
このような「王様」を
誰が革命で倒そうとするでしょうか?

絶対権限を持ち、
贅沢三昧にふけり、
国民の手の届かない所に君臨する
独裁者ではないのです。

世界史では、フランス革命とか
国王を断罪した例がたくさんあります。

お隣の中国では何度も王朝が変わりました。

王家が変われば一族は皆殺し。
歴史は書き換えられ、
過去を全否定して
新しい王家が正当化される、
そのような大陸的な革命は
日本では起こりませんでした。

結果として日本の天皇家は
「生きた神話」とも言われるほど
世界一古く歴史のある
皇室となりました。

もちろん日本は極東の島国として
諸外国から守られながら
独自の文化を育んでこれたという
地理的な要因もあるでしょう。

しかし、
日本が一つになることのできる象徴として
皇室の存在、
そしてその「寄り添う」姿勢は
はかりしれないほど大きいと思います。

寄り添う。

苦楽を共にする。
共に喜び
共に悲しむ。

つらい立場にある人に
思いをはせる。

みんなつながっているんだ
という気持ち。

まるで一つの家族のような気持ちです。

絶対に
上から目線 とか
力で押し付け
ではない。

また、親として子供に向き合う時も、
「寄り添う」という言葉に
考えさせられます。

仕事でお客様に向き合う時も
「寄り添う」という視点は必要です。

これから国の壁がどんどん開かれ、
日本人が世界に出て、
世界からも日本に多くの人が来て、
世のなかがどんどん変わっていったとしても、
これだけは変わって欲しくない
後世に残したいという日本の良さが
ありますね。