先週は娘が入院し
お見舞いする毎日でした。

半年ほど前の怪我の治療ですが、
整形外科医の順番待ちで
このたびの入院になりました。

地元のその病院は、
最先端の医療設備があり、
屋上には?ドクターヘリ用の
ヘリポートまであります。

カトリック系の病院なので、
お見舞いに行くエレベーターの入り口に
聖母マリアの像があります。
そして日々、
聖母マリアの姿に癒されています(笑)

何を語ってくれるでもなく
ただじっと見守ってくれている
その存在がありがたいのです。

大切なカウンセリングの心得を
思いだしました。

「日ぐすりと目ぐすり」。

カウンセラーが問題を解決してあげたり
答えを出してあげるのではない。

しっかりと耳を傾けるなかで
相談者自らが答えを見つけていくし、
現実を受け止め、
前を向いて歩いていく。

その一番の薬は
「日ぐすりと目ぐすり」だというのです。

「日ぐすり」は何かというと
時間が解決してくれる、
年月が解決してくれるということです。

焦らず、じっくり落ち着いて、
長い目で見ましょうと。

それから「目ぐすり」は
目に差す液体の目薬のことではありません。

「私はいつも見ていますよ」ということ、
「いつも見守っているよ。気にとめているよ」
ということです。

そういう存在がいてくれる、
それが何よりの薬だというわけです。

「日ぐすり」と「目ぐすり」
うまく言ったものです。

病気に限らず、
どうしたらいい?と
眼の前の問題を受け止めきれずに
即効薬を求めて
あたふたすることが多い私達ですが、
「日ぐすり」と「目ぐすり」が
癒やしていく力になるのですね。

これはまさに
親が子供を見つめるときの視点でもあります。

いや親というよりむしろ、
孫を見る祖父母のほうが
合っているかもしれません。

何を語るでもなく
どんと構えて、
長い目でいつも見守ってくれる存在。

ありがたいです。

これが自分の子供や孫だけでなく
すべての人に
無償の愛を降り注ぐとなれば
それは神様ですね。

私にとっての神様は、
そんなふうに黙って
すべてを知ったうえで、
長い目で見守ってくれている
そんな存在です。

聖母マリアの像も
病院の片隅で
いつも静かな微笑を浮かべながら
見守ってくれているようです。