新型肺炎が欧米に広がり
ロックダウン(封鎖)、外出禁止令が出る
までになりました。

いつまで続くかわからない、
いつ収束するかわからない状況に
世界中が不安と怖れのなかにあります。

経済活動が止まって
今月の支払いどうしよう?
どうやって家族を食べさせていけば?
とせっぱつまった人もいるでしょう。

私も数年前からコツコツ買っていた
投資信託の値打ちが、
あっという間に半分に急落しました。

だから今の状況の大変さを
肌身で感じます。

半分になったとしても
まあゼロになったわけじゃないから
いいかと
気長に復活を待つ気持ちですが(笑)

生命、健康 > お金

ですから。
生きていれば、元気でいれば
何とかなる と考えます。

では、そのお金よりも大切な
生命、健康が脅かされる不安、恐怖には
どう対応したらいいのでしょうか?

それは・・・
きっぱり!

覚悟を決めることです。

人はいつか、必ず死にます。
誰一人例外はありません。

人が感じる最大の恐怖は何かというと
「死」ですね。

だからはっきり「死」と向き合うのです。

もし、自分の生命があと半年、
いや、あと3ヶ月だとしたら
何をしますか?

最も大切だと思うことに
フォーカスするはずですね。

自分にとって最も大切なことは
何だろうか?

ある意味で今、誰もが
人生に真剣に向き合う機会を
与えられているのかもしれません。

30代で癌になり、
2人の小学生の子供を残して
亡くなった母親は、
その子達のために
毎年の誕生日に渡す手紙を書きました。

子供たちが20才になるまでの手紙を
残されたわずかの日々で書いたのです。

この方の話は映画化され、
その妹さんが同じ町に住んでおられるので
じかに話を聞いたことがあります。

「人生長さじゃない」と思いました。
「どのように生きるかだ」と。

たくさんの死に直面してきたお医者さんの本が
ベストセラーになったこともありましたね。

「死ぬときに後悔すること25」とか
「人が死ぬときに後悔する34のリスト」とか。

買ってじっくり読んだわけではないですが
レビューとか見てわかるのは、

何か失敗したことではなくて、
失敗を恐れて行動しなかったことを
後悔する

大切な人に
ちゃんと言葉で思いを伝えなかった

死の間際に後悔するのは
そんなことが多いようです。

死の間際に後悔することは何だろう?

それを考えることで
だからこそ、
生きている今を大切にしようと
思えるようになります。

失敗を恐れず
勇気を出して行動してみよう
とか、
最近ご無沙汰しているあの人に
会ってみようとか
電話してみようとか。

そして自分が困っていることがあれば
率直に助けを求めたり
また、相手の困っていることで
力になれることがあれば
力になってあげたり、
そんなことも出てくるかもしれません。

愛 > 生命

です。

死にちゃんと向き合い、
人生に向き合った人は強いです。

本当に大切なことをやっている人、
本気で何かに取り組んでいる人にとっては
たとえ自粛モードだろうが
関係ないでしょう。

誰も、コロナでさえも
止めることができません。

ちょっと話がそれるかもしれませんが。
Youtubeで
ミュージシャンの山下達郎さんが
インタビューに答えられているのを見ました。

マイブームは?と聞かれて
「それは昔も今も変わらない。
 レコード収集だ」と。
根っからの音楽ヲタクです。

「音楽活動も、レコードを買うために
 やってるようなもんだ」と
そこまで言い切っていました(驚)

ヒマな時は
倉庫二部屋、2万枚あるレコードの棚を
A to Z でアルファベット順に並べて
整理をしてるらしいです。

古いレコードを見つけて
部屋で大好きな音楽を聴くその時間が
きっと至福の時間なんでしょうね。

奥様の竹内まりやさんからは
「何だかレコード倉庫と結婚したみたい」
なんて言われてるそうですが(笑)

すごい音楽愛です。

ということで、
不安や恐れの感情に振り回されることなく、
本当に大切なことはなにか
じっくり見つめ直してみましょう。