先週、後輩とした会話です。

「インターネットで、最近
 結婚相談所が忙しくなっているという
 記事を見たよ」

「えっ?それはどうしてですか?」

「東日本大震災のときも
 そんなことがあったよね。
 コロナで不安になると
 人生を真剣に考えたり
 家族がほしいと思う人が増えるんでは?」

「へ~、私が聞いたのとは反対ですね。
 最近私が耳にしたのは
 『コロナ離婚』ですよ。
 外出自粛で家にいるようになったら
 夫婦げんかが増えたと。
 今まで同じ屋根の下に住みながらも
 いかに一緒にいなかったかですよね~」

コロナで結婚しようとする人が増える。
コロナで離婚する人が増える。

どちらも、なるほどな~という話です。

じつは、これは重大な兆しを含んでいます。

家族の絆を求める。
助け合える本当の仲間を求める。

季節でいうと「冬の兆し」です。

何?いま桜が咲いて、見頃じゃないですか?
これから冬って何言ってるんですか?
と思われるかもしれません。

春夏秋冬の気候で言えば
たしかにこれから春満開の季節ですが、
もっと大きな運気の観点では
秋から冬の運気に突入するところなんです。

政治経済的な変化を
70年周期とか80年周期で解説する学者が
多くいます。

さらにその70年や80年を
一世代を約20年としてグループで区切り、
4つの世代が20年ごとに
春グループ、夏グループ、秋グループ、冬グループと
80年の周期で変化するという学説です。

そしてたしかに
世界も、日本のそのような周期で
変化してきています。
(10年前後の幅はあります。)

火山の爆発、疫病、大飢饉や世界大戦で
約80年周期で
ガラガラポンが起こる。

オールリセットして
焼け野原のような状態から
新しい出発。

それが「冬」の20年間の現象なのです。

80年前の戦前、戦後の変化。
160年前の明治維新前後。
240年前の浅間山噴火、飢饉
320年前の富士山大噴火、飢饉

9年前の東日本大震災も
冬の時代に入る予兆といえるでしょう。

運命学(易)と同じような法則が
政治経済や社会現象にも現れることに
驚きます。

そのような意味では
このたびのコロナショックは
象徴的な現象です。

冬 → 秋 となることはないように
もう後戻りすることはありません。

まずは皆で、
見えない敵・ウィルスとの戦いを克服し、
生命・健康を守る。

そしてそれから戦後処理、
経済の立て直し。

「戦後のどさくさ」ではありませんが
しばらく混乱が続くでしょう。

そしてそこから新しい復興が
始まります。

「家族」「仲間」「助け合い」は
これからのキーワードになります。

「助け合い」は
「コラボ」「連携」とも言えます。

既成概念にとらわれない組み合わせが
新しいものを生み出すでしょう。

今日の記事は
けっして不安を煽ったり
悲観的になるためのものではありません。

しっかり心構えをして
たくましく生きていこうとするためのものです。

「備えあればうれいなし」です。

冬には冬の楽しみ方があります。

コロナで喧嘩・・・ではなく、
コロナで絆が深まる。

みんながそうなるように願っています。