いま、約400年ぶりに、
木星と土星が大接近しています。
実際に星と星が接近しているのではなくて
地球からそう見えるということですね。
肉眼ではほぼ重なって見えるし
望遠鏡でも、一つの画面に木星と土星が入る。
これが約400年ぶり(正確には397年ぶり)
というわけです。
地球も木星も土星も
太陽の周りを公転しています。
地球は1年で一回り、
木星は約12年で一回り、
土星は約30年で一回りです。
それで見え方が変わっていくのですね。
12月21日、22日の夕方は
肉眼でも見える絶好のチャンスということで、
日が沈んでしばらく
私も西の空を眺めてみましたが
残念ながら見えないまま
地平線に隠れる時間になってしまいました。
そういえば今年の夏は、
南の夜空に見える木星と土星を、
地元の小さな天文台で見せてもらいました。
何十年ぶりで見た土星の輪に感動しました。
次に木星と土星が大接近して見えるのは
60年後の2080年だそうです。
間違いなく自分は生きていないですね(笑)
子供や孫、ひ孫の時代です。
60年後はどんな世の中になっていて
人々はどんな暮らしをしているのでしょうか?
子や孫、ひ孫たちは
幸せに暮らしているでしょうか?
そんなことを考えました。
今年一年は本当に
新型コロナに翻弄されたような一年でした。
これもまた「100年に一度」という
世界的な出来事でした。
きっと後世でも語られるような
大変な時代に生きています。
広大無辺の宇宙や、
長い長い時の流れから見ると
私たち一人ひとりは、
ほんの一瞬を生きるちっぽけな存在です。
でも、だからといって
無価値な存在だとは思いたくありません。
一人ひとりが唯一無二の
価値ある存在です。
時代の波に流されるのでなく、
しっかりと自分の意志を持って
生きたいと思います。
「長いものに巻かれよ」というように
周りに合わせて楽に生きるのも一つの生き方です。
でも、それでは自分の本心が納得しないでしょう。
たった一度の人生、
悔いなく、できることならば
小さなキラメキでも輝かせたいものです。
できることは小さくても
それぞれの持ち場で、一隅を照らす
ということです。
今年一年、お付き合いいただき
ありがとうございました。
お互いに健康に気をつけて
良い年を迎えましょう。