新型コロナの感染はとどまる様子もなく、
あちこちで緊急事態宣言が出されています。
人の往来や会合を減らそうとすると
こんどは経済が立ち行かなくなるし、
政府も地方自治体も
難しい舵取りですね。
事業をされていて
難しい局面にある方も
いらっしゃるでしょう。
私も以前に一度書きましたが
コロナ禍で
持っていた投資信託が半分の価値に
なってしまいました。
10ヶ月ほどたって
ようやく4分の3くらいまで
戻ったところです。
もともと10年単位くらいで考えていたので
一喜一憂せずに長い目で見ようとしているのですが、
お金の難しさをつくづく感じています。
お金は
「追いかけると逃げていく」みたいなところが
ありますよね。
「人生お金がすべてじゃない」というのは
わかりきったこと。
でも、お金がなければ
衣食住がままなりません。
お金に関しては
学校でも、家庭でも学ぶことが少なく、
人生のテーマの一つだと思います。
サラリーマンとして
ずっと一生安泰というのも一つの生き方です。
一世を風靡したロバート・キヨサキさんの本
「金持ち父さん・貧乏父さん」は
けっこう衝撃的でした。
金持ち父さんと、貧乏父さんの違いは?
ということで
ESBIクワドランドの話です。
E:Employee(従業員)
S:Self Employed(自営業者)
B:Business Owner(ビジネスオーナー)
I:Investor(投資家)
これを聞いて
自分の時間を切り売りして稼ぐのではなく、
人やお金に稼いでもらうんだ!
めざせ不労所得!
と、副業を始めたり、投資を始めて、
そうして・・・
失敗した人たちも身近に見ました。
実際はそう簡単ではないからです。
E・S・B・I
この4つに分けて考えるというのは良いのですが
一つ一つに段階があって
飛び越えることはできません。
小学校、中学校、高校、大学
みたいなものでしょうか。
投資は最終段階です。
ビジネスオーナとして、
ただ人を雇って経営しているというだけでなく
後継者を立て、完全に人に任せて
自分が直接タッチしなくても良い
という段階まで来て、
本当は、それでやっと投資の段階に入れる
というのですね。
ロバート・キヨサキさんも
そのあたりはけっこう
説明を飛ばしていて、
多くの人を迷わせる結果になった
という話を聞きました。
もうひとつ、
お金の世界で難しいと思うのは
「自分の器を作らないと、
器以上のお金が入った時、破綻する確率が高い」
ということです。
車の運転でよく
「人はハンドルを握ると
本性(ほんしょう)が出る」
と言いますね。
表面では穏やかだと見えていた人が、
じつは気性が荒かったとか(笑)
それと同じで
人はお金を持ったときにも
本性が出る、
というのですね。
宝くじに当たった人の多くが
数年後には以前よりも貧しくなる事が多い
というのは有名な話です。
お金は稼ぐよりも、
使うことのほうが難しいのですね。
お金の使いかたに
その人の考え方や人柄が現れます。
豊かになるには
内面の豊かさも必要なのです。
私もお金に関しては
まだまだ語ることができません。
ただ、少しずつ少しずつ、
年齢を重ねるにつれて
わかってきたこともあります。
一言でいうと
「お天道様はすべてお見通しだよ」
ということでしょうか。
決してお金の話をタブー視せずに
子どもたちにも
正しく伝えてあげられるようになりたいと
思います。