「占いに頼らず神に祈りなさい」

20年ほど前、
占いや風水のメルマガを始めたときの
タイトルです。

今まで何度も書いてきました。
当時のローマ法王、ヨハネパウロ二世の
お言葉を拝借しました。

占いや風水との付き合い方で
いちばん大切な心がけだと、
20年経った今も思います。

イタリアでも占いが盛んで、
国民が熱中するのを見てローマ法王が
「占いは役に立たない。
それよりも神に祈りなさい」と諭された
という話です。

私はそれに習いながら(笑)
「いや、占いや風水は役に立ちますよ。
 でも、最後は神に祈って決めましょう」
と言ってきたんですね。

人間の心の奥、
良心とか本心と言われるところに
静かに尋ねてみると
もう答えは出ています。

思っている以上に人間の心は
精緻にできています。

そしてナビゲーターのように
私達の人生を導いています。

そこが神様の臨在する場所でも
あるんですね。

たとえ迷ったとしても、
右に行こうと左に行こうと、
祈って決めたことであれば
必ず天がフォーローしてくれる。

大切なのは「天とともに生きる」
ということです。

今は大変なようでも
必ず最もふさわしい場所に導かれる。

悪いことが起こっているようでも
必ず意味があり、
最終的には益となる。

そういう心構え、生き方を
おすすめしてきました。

天を信頼する。
自分は絶対的に天から愛されている
ということでもあります。

最近こんな話を聞きました。

「マスコミは『てえへんだ、てえへんだ』
 というのが仕事だよ」と。

なるほどその通りです。

新型コロナ感染が広がれば
「てえへんだ、てえへんだ」
 医療機関、医療従事者がてえへんだ」

緊急事態宣言を出したら
「飲食業、旅行業界がてえへんだ」

きっと、ワクチン接種が始まっても
「副作用が心配だ。てえへんだ」
となるでしょう・・・と。

とにかく、心配のタネを拾って
不安を煽(あお)る、
不満を拡大する。

それがマスコミの性(さが)ですね。

早い収束を願うというよりも
人が飛びつきそうな
次の話題を探しています。

まあ、マスコミはそれが仕事ですから
ほどほどに聞いて、
不安を煽る情報に
振り回されないようにしなければなりません。

適度な危機感、緊張感を持つことは
大切だと思いますが、
不安や不満から行動しても
良い結果にはなりません。

大切なのは「天を信頼する」
ということではないでしょうか?

4000年前に書かれたユダヤの書物に
こうあります。
「私はあなたと共ににいて、
 あなたがどこへ行くにもあなたを守る。
 私は決してあなたを捨てない」

天と人との約束です。
この約束は今も生きています。