先週は九州、そして私の町でも
冠水するほどの水害があり、
あちこちから
心配のメールが来ました。

近所のセブンイレブンとか
スーパー、ディーラー、病院等は
3年連続で水に浸かり、本当に気の毒です。

米国からも
「あなたのエリアでしょう?大丈夫?」
とメールが来て、
海外でも大きく報道されてるんだと
驚きました。

自然の力に対して
人間の微力さを感じます。

梅雨明けはまだまだですが
これ以上の被害がないことを祈ります。

さて私は、降り続く大雨のため
妻の仕事もしばらく休みとなり、
家から出れないなかで
ドラマを見て過ごしました。

見たのは「この世界の片隅に」
テレビドラマ版9話です。

数年前に映画(アニメ)がヒットし
関心はありつつ、
でも戦争ものというイメージで
遠ざけていました。

でも見てみると
いっぺんに引き込まれました。

懐かしい~
言葉、地名、風景
そのままです。

すごくリアルに描かれています。

実はこのドラマの舞台となった広島県呉市で
私は30代を過ごし、
私の子どもたちも皆、呉生まれです。

そして、暗く重いとばかり思っていた
戦争を前後する時代も
今と変わらない人の暮らしがあり、
家族のいろんな営みがあり
時には笑い、
時には理不尽な運命に涙を流し、
人々は健気に生きてきたんだなあと
感じました。

当たり前といえば当たり前です。

朝起きて、ご飯を食べ、働き、寝る、
人が生きるということに
変わりはありません。

戦争を前後する大変な時代に生きた
多くの人たちの苦労の上で、
今私たちは生きている、
それを改めて感じました。

それでふと思ったこと。

80年前の情景が、
不思議と現代に重なります。

先週は、大雨警報、避難勧告で
何度もスマホがけたたましく鳴る・・・

うん?これって空襲警報みたいじゃない?

そして新型コロナによる
不要不急の外出の自粛、
県をまたいだ移動の自粛、その重い雰囲気、

これも戦況悪化に伴う移動の自粛と重なります。

自治体からの給付申請のため
役所にできる長い行列も、
戦争中の食糧配給のための行列と重なりました。

そして何より
「死」の恐怖を間近に感じて、
「生きる」ことの意味を
真剣に考えるようになったこと。

新型コロナは全世界の統計で、
感染者の約5%が死亡しています。

20人に一人です。

そして、いつ自分の周りで
感染者が出るかわからないし、
自分自身だってわかりません。

「死」というものに
真剣に向き合わざるを得ない環境です。

だからどう生きるか、
真剣に考えます。

幸福とは?
人生とは?
死とは?
家族とは?
お金とは?

今まさに私たちは、
戦争中のような激動の時代を
生きているのではないでしょうか?

経済がほとんど止まったような状態で、
経済的には
ほとんど「焼け野原」ではないでしょうか?

80年周期説でいうと
80年前は第二次世界大戦
まっただなかです。

以前にも書きました。

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火山の爆発、疫病、大飢饉や世界大戦で?約80年周期で?ガラガラポンが起こる。

オールリセットして?焼け野原のような状態から?新しい出発。

それが「冬」の20年間の現象なのです。

https://office168.net/2020/03/29/426/

まさにサバイバルです。

何とか生き延びましょう。
そして新しい時代をつくっていきましょう。

過去を振り返りすぎて
持ち越し苦労をしてはいけません。

未来を心配しすぎて
取り越し苦労をしてもいけません。

「今を生きる」
これに尽きます。